広汎性発達障害の診断を受ける親

障害があると分かるまで

広汎性発達障害(自閉症・自閉傾向がある)と診断された人のほとんどは、3歳児検診の際に指摘を受けていると思われます。

しかし、知的な遅れが半数は見られないことから、親にとっては、とうてい受け入れることが難しいことでもあります。

とくに、初めてのお子さんの場合ですと、前例が分からないのですから、その子の発育が一般であると思うのは当然です。

確かに、他のお子さんに比べると、言葉が少し遅いためかよく癇癪を起していたとか、公園で遊んでいても一人公園を飛び出して道路に出てしまうとか、遊具や友達には興味がなく、石や葉っぱ、車ばかりに興味があったりといった、ちょっと変わった傾向を見ることはあったでしょうが、それが、障害が故にだとは思いもよらないはずです。



気難しい子なだけ?じゃなかった!

3歳児検診では、ストレートに自閉症・自閉傾向なのでは?と言われることは、そういった親御さんの精神的ダメージを避けるということ、また非常に判断しづらいこともあることから、保健婦さんからは、たいていが発達に問題があるのではないか?と、ワンクッションおいて告げられることが多い傾向です。

脳波やMRI、血液検査など一通りの検査を受けても、大半は異常なしです。

発達に問題があると言われても、親はピンと来るわけもないですし、原因不明ということで暗黙、先が見えない不安でいっぱいになります。

ですが、療育機関で、同じような子供を持つ親と関わることで、こういった悩みは自分だけではない、また徐々に、こういう子供の存在を認めていくというケースが少なくはないと思います。

そして、気難しい子なだけ?じゃなかった!と、自分の育児の仕方に問題があるわけではないことに、救われるのです。